9/23、夕張、かつての「石炭の歴史村」の中に…?! 

9月23日(土・祝)は、夕張市内の各地で催しがあるようですが…

NPO炭鉱の記憶推進事業団主催の「ぷらぷらまち歩き」は、13時に石炭博物館駐車場に集合してください!!
《石川館長と行く博物館周辺巡り》です。

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現在、NPOが指定管理で運営している「石炭博物館」

この一帯は、かつて北炭夕張炭鉱の敷地だったのですが、閉山後、跡地を利用してテーマパーク「石炭の歴史村」として生まれ変わる事となり、1980年に石炭博物館がオープンし、周辺にもたくさんの施設が次々にできました。
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※賑わっていた1998(H10)年頃の様子

「炭鉱から観光へ」のキャッチフレーズ。「バ~リバリッ、ゆうばりぃ~」の、耳と目に残るテレビCMがバンバン流れ、「家族で行った記憶がある!」という方も多いかと思います

施設の中でも一番記憶に残っているのが、「アドベンチャーファミリー」でしょう。
巨大な観覧車やジェットコースター、ウォータースライダーなど、子供達に大人気の遊園地でした!

ですが…
運営を担った第三セクター「石炭の歴史村観光」が2006年に破綻し、遊園地は再開される事なく遊具や施設の解体がされてゆき…
現在の状態に至っております。

※夕張市の歴史、遊園地の経緯などについては、石炭博物館本館2階の展示をぜひご覧ください。

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※上の写真は2007年の閉鎖直後 下は同じ位置から2017年のもの


23日のぷらぷら歩きでは、現在、立ち入り禁止のこの区域を特別に許可をいただき、石川館長と一緒に見学できる事となりました。
※立入り、撮影、SNSへの掲載などについて、注意事項がいくつかありますので、厳守いただきますようお願いいたします。

この場所は多くのひとにとって、「夢のあと…」
いま、足を踏み入れて、何を感じ、何を思うか…
それは、参加者の方それぞれの見方、考え方しだいです…

23日、石炭博物館の駐車場に13時までにご集合ください!



ぷらぷら歩き 野崎嘉男さん スケッチ画を巡る 


開催中のぷらぷら歩き、9/9は春に開催し好評いただきました野崎嘉男さんの淡色スケッチ画の展示、今回は実際にスケッチ画の場所へ行ってみました!!


三十六景すべて巡ってみたかったのですが時間と体力の関係もあり・・・・

今回は15ヵ所回りました。


まずはおなじみ石蔵。

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北海道遺産にも選定された札幌軟石

4万年前に支笏湖火山の大規模な噴火による火砕流が冷えて固まった溶結凝灰岩です。石の表面の加工は職人さんにより変わります。

こうしてじっくり軟石を見ることもなかったかも・・・。


元町人道跨線橋から元町陸橋までの道のりは幌内線跡を見ながら歩きました。

跨線橋ができるまで、明治24年から昭和39年の74年間は踏切がありましたが、開かずの踏切と言われていました。

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明治12年に開坑した幌内炭鉱の石炭を小樽港へ積み出すために敷かれた幌内鉄道。明治15年に全線開通し昭和62年まで活躍していました。

跨線橋や陸橋の上からは線路がよく見えます


参加者の方が気が付いたのですが、フェンスの柱が古レール!!

新たな発見も楽しい~!!

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二条通りを歩き、3条西3丁目のスケッチ画の向かい側は元中央市場跡。

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昭和40年に建て替え予定を目前にして火災が発生。

ここも大きく景色が変わった場所です。


レンガ通りから4条へ抜けます。
今でも残る路地の飲食店。

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密集具合は後ろから見ると・・・・

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ぎゅうぎゅう!周りの建物が無くなってしまい見える光景ですね


四条通りを駅前通りまで進み、はぎぞの橋を目指します。
途中にある明治43年建設のカトリック教会前の街路樹、よく見ると周りの木とは全く違います。大正13年に当時の神父がドイツから種を取り寄せ植えたセイヨウトチノキ。

看板には国内でも岩見沢だけとの表示があります。実が栗によく似ていてフランス語のマロンからマロニエとも呼ばれています。実は食べれません!!

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空知総合振興局と一緒にスケッチされている白い花が可憐なこぶしは岩見沢の木として昭和43年に認定されました。

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岩見沢でこぶしと言えば・・・深く青い色合いのこぶし焼きを思い浮かべる方も多いですね!創業者の山岡三秋さんが上志文で開窯した際、こぶしの木が多くあったことから名づけられました。創業時は石炭窯もあったそうです。5条東13条の陶芸館にはこぶし焼きの歴史、貴重な作品も展示されています。炭鉱で賑わっていた赤平での展示即売会の作品もありました!!

駅前へ戻る道中はスケッチ画を離れ・・・
市立病院の裏手、岩見沢の女学校の石碑。明治40年設立の町立岩見沢女子職業学校は教育法の改正などがあり、何度か名前が変わっています。市民会館前には西校となった北海道庁立岩見沢高等女学校の石碑もありますね。女学校、女子高等学校・・・調べていて混乱しました

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北海土地改良区では北海幹線用水路に関するお話を。
米作りには向かないと言われていた明治時代の北海道。
大正13年から4年で完成された赤平~南幌まで続く農業用としては日本一の80㎞!の北海幹線。指揮をとった農業土木の第一人者、友成仲氏のお話も調べると楽しかったです!
北海道産のおいしいお米はたくさんの努力があってこそと、改めて知りました。友成仲氏の胸像が建物の中にあるようです・・・いつか見たい~

再整備後の岩見沢通り、駅前の風景を眺めセンターへ到着!

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野崎さんのスケッチ画は令和の岩見沢の風景ですが、その場へ行ってみたり調べたりすることで今の岩見沢、昔の岩見沢を知ることができました。

参加の皆様、ありがとうございました


今後のぷらぷら歩きもどうぞお楽しみに詳細はこちらから♪



9/16(土)と17(日)は岩見沢のお祭り〜♫ 

みなさ〜ん!!

各地でイベントの多い9月ですが…
お忘れではないですか??
今週末の9/16(土)17(日)は、世界最大級の大臼餅つき
「第41回いわみざわ百餅祭り」ですよ〜!!

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そもそも「百餅祭り」とは…
1983年、岩見沢市が開基100年を迎えた「100」と9月15日の敬老の日、100歳までも長生きにという想いを込めた「100」、そして、岩見沢市の特産であるお米(もち米)、という事で「百餅祭り」と名付けてスタートしたお祭りです

直径2.2メートル重さ5.5トン世界最大級の大臼を使って、多くの人が周りのロープを引いて…一気に離すと…どーんと200キロの重量の大杵が落ち餅をつく。
大迫力の餅つきです!!
(周りのには餅しぶきがかかりますよ〜

準備も大がかりで関係者の方々は毎年大変だと思います。
でも、、いつも楽しみにしている市民も多いのです!!
「家族と見に行ったな〜」「餅まき、楽しかったね〜」などなど、思い出も多々あります。地元の人が楽しいと思えるものには、地域外の人もおのずと集まるはず。時代や世代も変化する中でも、大事なふるさとのお祭りは今後もぜひ続けてほしいと願います。。(1回目の百餅祭りの記憶もある市民のひとりOLです)


そして!!
同時開催の…
「いわみざわ情熱フェスティバル」もあります!

こちらは駅東市民広場公園、イベントホール赤レンガでの開催。
このイベントに「炭鉄港めし」のブースがでますよ〜!!
炭鉄港めし in いわみざわ情熱フェスティバルチラシ_page-0001
(↑情熱フェスティバルのポスターではありませんが…)

三笠《プログレス》石炭ザンギなど
赤平《暖らん》ガンガン鍋など
美唄《なかむらえぷろん倶楽部》とりめし弁当など
小樽《小樽あんかけ焼きそば親衛隊》あんかけ焼きそば
岩見沢《当NPO》石炭カヌレなど


開催まであと1週間です!!

皆さん、岩見沢へ遊びにいらしてください


9月18日(月祝)は室蘭でアートなぷらぷら〜 

ちょっといつもとは違ったテーマのぷらぷら歩きを室蘭で設定!!


9月18日(月祝)室蘭
《室蘭と芸術祭巡り》
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ガイドはNPO理事 札幌市立大学名誉教授 美術家 上遠野敏さん
集合13時 旧絵鞆小学校体育館棟前(消防団の建物のある路地から駐車場に入ります。住所は室蘭市祝津町2丁目7-30)

円形小学校で有名な旧絵鞆小学校内をむろらん100年建造物保存活用会の方によるガイドで見学、同じく旧絵鞆小学校で開催される芸術祭、「鉄と光の芸術祭2023」Muroran Art Project 2023 の展示作品を出品作家の上遠野敏さんガイドで見学、
その後、炭鉄港の構成文化財「旧室蘭駅舎」まで車移動して(車のない方はスタッフの車に同乗可)、大正時代に建てられた石蔵「千穐萬歳堂(せんしゅうばんせいどう)」で芸術祭作品鑑賞、日本一の坂、創世館跡、室蘭八幡宮など…、
中央町のスピーカーによる畑中正人さんのサウンドアートまでぷらぷらします

15時に終了予定の場所は天丼で有名な天勝前。
お時間のある方は、さらに各自でレトロな商店街を散策してはいかがでしょうか??

上遠野さんはNPO主催の「そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト」を取り仕切ってこられた方で、三笠の幾春別にアトリエもあります。
鉄のまち室蘭で、どんな作品が見られるのでしょう…
美術家である上遠野さんから見た室蘭の、地域の宝物や可能性はどのようなものなのでしょう…


「鉄と光の芸術祭2023」Muroran Art Project 2023の、公式パンフレットの一部をチラッとご紹介します↓↓

室蘭アートプロジェクト_パンフレット_16p (1)_page-0001室蘭アートプロジェクト_パンフレット_16p (1)_page-0002室蘭アートプロジェクト_パンフレット_16p (1)_page-0003

室蘭でアートとともにまち歩き。
これは貴重な一日となりそうですね

皆さまのご参加をお待ちしております!!

今週末からぷらぷらスタート! 

9月になりましたが、まだ暑い日が続きますね。イベントも多くなりますので、過ごしやすい秋になるといいですね!


NPO炭鉱の記憶推進事業団主催、恒例となっている「ぷらぷらまち歩き」は、
今週末の9月9日から11月初旬までのほぼ毎週末、どこかでぷらぷらします!

炭鉱の記憶推進事業団の「ぷらぷらまち歩き」は、2006 年、国内初の「まち歩き」をテーマとした博覧会、「長崎さるく博’06」の、市民と行政が一緒になって作りあげた「まち歩きコース」を参考に、なるほど!というところを取り入れ、実施してきております。

歴史や文化を活用したまち歩き「長崎さるく」は、隠れた長崎らしさを発見し、市民が主役で進める観光まちづくり。“あるもの探し”をしてそれを生かしていく。地域の隠れた資源、隠れた人材を探そう。それを行政ではなく 市民主導で発掘していこう。それぞれの経験や思いを持つ、ひとこそ貴重な地域資源!!

このような基本理念に賛同し、「炭鉱の記憶」らしさを出して実施してきております!


さて、そんな今週末のぷらぷら歩きは…
9月9日(土)岩見沢
《野崎嘉男さんの「岩見沢三十六景」を巡る》

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ガイドはNPO事務局員 後藤さゆりさん
集合13時 そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター

今回は野崎さんのスケッチ画とともに、岩見沢中心部を約3キロ歩きます
そのコースにどんなものがあるの??とガイドの後藤さんに聞くと…
「えー!それ知らない!!」「そうだったんだ!!」という、岩見沢歴○○年の方でも知らないモノとコトがたくさん発見できるはず〜
スケッチ画と今の風景を見比べるだけではなく、歴史的経緯などの紹介もありますよ!

スケッチ画を通して岩見沢の街並みをじっくりと見つめるぷらぷら歩きです。
見逃していた景色、思い出が蘇る景色に出会えるかも…

皆さまで“あるもの探し”を一緒にしませんか??
ご参加をお待ちしております!