D50形式蒸気機関車~北見~ 


一月も半ば、暖冬とはいえ北海道の寒さはこれからが本番でしょうか…

昨年の秋になりますが、チャレンジャーの地元北見へ帰省した際に、保存されている蒸気機関車を見てきました。
北見駅の南口を出て線路に沿った道を歩くと、事務所敷地内には殉職者の碑があったり、官舎の敷地内には北見のおばばという石碑がありました。

unnamed (5)

北見のおばば??気になって見てみると寮母さんへの感謝の意を表した碑でした。石碑が建てられる程、慕われ人望があった寮母さん「菊池トメさん」。戦中戦後の大変な時代に寮生のことを思い、育ててくれた恩を忘れないため・・・思いが伝わる温かい発見!歩いてみないとわからないです

陸橋のすぐそばの三治公園に保存されているD50形蒸気機関車

unnamed (1)

1924(大正13)年に川崎造船所で製造され、道内各地で活躍、追分機関区に配置されたものです。
公園自体は大きくなく、屋根もない状態ですが本当にきれいに保存されています。

unnamed (3)

unnamed (2)

unnamed_20240110171852f83.jpg

1924(大正24)年に川崎造船所で製造。道内で旅客や石炭輸送に使われていました。380両生産され、現在残されているのは京都と北見だけだそうです。
なんと貴重な・・・
北見には三治公園とは別にSL公園にも蒸気機関車などが展示がされているそうです。

数十年ぶりにJRで帰省しましたが、遠軽でのスイッチバックも懐かしく楽しめました(昔は面倒に思ってました~

住んでいた時は気づけませんでしたが、石炭が繋ぐの遺産に出会えました





スポンサーサイト



「全国町並みゼミ小樽大会」第4分科会に参加しました! 

10月13、14、15日、小樽を会場にした「全国町並みゼミ小樽大会」が開催されました。

「小樽運河100年の歴史から考える」~今、ふるさとの魅力を未来へ~

今大会実行委員長の言葉には「小樽のみならず全国の歴史的町並みを有する町は、どのようにして、その町並みを保存・活用していくべきか。今こそ、次の50年に向けてどのような方策で文化遺産に磨きをかけて継承していくか。地域の将来を熱く議論する場としていきたい」とありました。

小樽や全国での歴史的建造物の保存活用にふれる事のできる今大会。とても楽しみにしていました!

初日は、台湾の町並み保存とまちづくり…や、小樽運河論争について…など、記念講演や報告会などが行われました。

私、北口は2日目から、第4分科会「持続可能な地域遺産まちづくり」に参加させていただきました。
朝10時に住吉神社集合の、約2時間のまち歩きにも参加させていただきました。NPO主催のまち歩きは係員側でいつもバタバタしていますが、参加者でのんびり見学するのもいいものです!見学した一部を紹介します!


まずは「住吉神社」から。
初詣に来た事がありますが、今回はゆっくり見学しながらお参りできました。
明治14年、現在地に移転された小樽の「総鎮守」

20231014.jpg
振り返って見ると、真っすぐ先に海が見える…なんときれいな参道でしょう~
鳥居の石材は尾道産で、北前船で運ばれたそう。


202310142.jpg
花手水もきれいです
社務所と社殿を結ぶ地下通路があるそうで…?!見てみたいですね。



すぐ近くにある不思議な建物、「旧石橋商店、別邸」
醤油会社の別邸の離れとして建てられた洋館との事。

202310143-1.jpg
正面から見ると、わからないのですが、
横から見ると…


202310143.jpg
え??薄い…!!
奥行きが1.8Mだそうです。別邸は解体されましたがこの離れの洋館は残されて書庫や倉庫として使われているそう。狭い不思議空間ですね。



「住ノ江火の見櫓」が、見えてきました〜!
昭和2年に建てられたものです。
202310144.jpg
地域の安全と安心を見守り続け、ランドマークになっているそう。
保存活動をされている「火の見櫓をまもる会」の皆さんにより、市内の企業から資金協力を受けたり、トートバックやTシャツなど販売したりして改修費用を確保し、建物の補強や色を塗り直したそう。

202310145.jpg
櫓のあたまの部分はスナフキンの帽子のよう。と言われているとか…
私もトートバック購入しました!デザインがカッコいい!

ちなみにここの隣で消防団倉庫として使用されている建物の中をチラッと覗くと…石炭ストーブが!しかも現役で使っているものとの事。「石炭珍しいでしょう?あげようか?」と言われたのですが、え~っと…、あ、、大丈夫です…!と遠慮しておきました


こちらは「旧塩田別邸」
小樽~樺太間に豪華客船「永宝丸」を就航させた塩田安蔵の別邸として、大正元年頃に建てられたお屋敷です。洋風を取り入れた和風建築で、内部には屋久杉が使われていたり、石蔵や立派な庭園などもあってとにかく素晴らしいそうなのです

20231413.jpg
建物は平成3年に「夢二亭」という料亭になり、市民に親しまれていたそうですが、現在は閉店だそう。ぜひまた何かに活用されると良いのですが…!


「みなともち」が気になりながら…
20231046.jpg

そいうえば、住吉神社へ向かう途中にも餅やさんの建物がありました。
営業はしていないようでしたが…。
20231417.jpg

その近くにあったカフェも気になりました。
202310147_20231023162110f7e.jpg
ちょっと歩くと、珍しいデザインや歴史的な建物がたくさん見つかります。
さすが小樽…!!


さて、コースに戻ります

「花園会館」こちらは町内会で運営している会館との事。
珍しいですね!!
202310147.jpg


正面のデザイン、ステキです!
2023101471 2
ここでは中にも入らせていただき、町内会の方からの説明もありました。2階には大広間があり、宴会もできそうなステージもあります。



「小樽公園通教会」
20231048.jpg
こちらでも中の見学をさせていただきました。外観だけではなく、中も重厚で厳かな感じ…。なんと、特別に??讃美歌のピアノ演奏もありました



こちらが第4分科会の会場となる「花園遊人庵」(旧小樽無尽株式会社本店)昭和10年建築、鉄筋コンクリート3階建て。
20231049.jpg
こちらは分科会と懇親会終了後の夜の画像。

平成13年、解体予定の建物を市民有志が買取り、翌年「おたる無尽ビル」となり、現在は「小樽ダイニング花園遊人庵」が営業されています。
市民の力で保存活用が成功した歴史的建造物との事…!
すごいですね…!!

そんな歴史的建物の中での分科会でした。なんと光栄な…
391647357_736282565205263_8756004357391343267_n.jpg

第4分科会は「各地の様々な地域遺産の掘り起こし、保存・活用の事例から現状と課題を検討し、身近な地域遺産を市民自らが自律的に守り、育て、マネジメントしていく仕組み、持続的可能な地域遺産まちづくりのあり方を考える」というところに論点があります。


コーディネーター 池ノ上真一氏(北海商科大学商学部観光産業学科 教授)
アドバイザー 惣司めぐみ氏(NPO法人京町家再生研究会)
パネリスト 塩見寛氏(静岡県ヘリテージセンター センター長)
パネリスト 山田かおり氏(常紋DOHNANプロジェクト代表)
パネリスト 高野宏康氏(小樽商科大学 客員研究員)
そして、私北口もパネリストとして参加させていただきました。

私は「炭鉱遺産」と「炭鉄港」でまちづくりをテーマとして事例発表。
石炭産業で発展した空知地域のまちが炭鉱の閉山によって、炭鉱跡地がどう変わったか…まちがどう変わったか…、例をあげて紹介しました。
そこから、市民活動が発生した経緯やNPOが設立されてどんな取り組みをしたのか。炭鉱遺産の活用例、炭鉄港が日本遺産になって周辺住民の意識の変化など、紹介しました。
2023101551.jpg
「地域固有の資源と誇りが新たな価値と活力を生む」前理事長がよく言っていた言葉です…!!

トークディスカッションの中では、行政との関わりを持つ事で、良くない面、良い面、は?という話がありました。
良い面が断然多いのですが…議論の場なので、変わってしまったなと思った点も述べさせていただきました。炭鉱遺産の見学などで、今まで入れた場所に行けなくなったり、出来た事がやれなくなったり、安全面で規制がかかってしまう事がある。様々な場所やひとへ影響を及ぼす事で方向性がブレる事がある、というような意見を出しました。

それに対し良い面については、行政が関わっている事で、参加する人に安心感信頼性を与える事ができる。関係団体も増えていき、NPOだけでは到底できないような事業を行えたり、日本遺産になると、切手シート販売やコンビニで商品発売など、なかなか出来ないような事が周りで起きる。というような意見を述べさせていただきました。

上手く伝える事ができたかどうか…と不安でしたが…
翌日の全体会での分科会報告では、当日分科会に参加した大学生の皆さんが夜遅くまでかかってまとめあげてくださり、第4分科会での私の発言部分も的確にまとめて紹介してくださいました。
20231050.jpg
ありがとうございました


今回の大会で感じた事は、自分事として地域の事を考えていて、言葉だけではなく、実際に行動に移している人々がこんなに多いんだ…と実感しました。
特に小樽には、市民グループや歴史的建造物などの保存活用をされている団体が多く、年齢に関係なく、楽しそうに活動し、輝いている…と感じました

何か打ち込む事があって、共通の思いを持った人たちがいて、楽しく日々を過ごす…。そうであったらいいなと思いました

お世話になった皆さま、本当にありがとうございました!

そして、この大会に参加された台湾の団体の皆さま「炭鉄港の空知を見学する」という事で、翌16日はそのツアーバスに同乗してきました!そちらの紹介はまた後日…!!


本日開催 歌志内ぷらぷら歩き 集合場所変更になります! 


本日開催の歌志内ぷらぷら歩きに関しまして・・・

集合場所が変更になりました。

歌志内市役所 駐車場(歌志内本町5番地)
集合となりました。

急な変更でご迷惑をおかけいたします。

ご参加の方は歌志内市役所にお集まりください。
お待ちしております!
スクリーンショット 2023-09-24 114049







北海道遺産「札幌軟石」 

イオン岩見沢店での展示も開始早々から多くの皆さんに楽しんでいただいているようです♪

岩見沢、近郊にあった炭鉱、暮らしの貴重な風景をどうぞゆっくりとお楽しみください!

マネジメントセンターの石蔵の展示はしばしお休みですが、蔵の内部をゆっくり見ていただける期間です!ぜひ涼みもかねて(?)いらしてくださいね。

明治42年に建てられた蔵は札幌軟石で作られています。
昨年の秋に開催されたCBツアーズの北海道遺産をめぐる歴史散歩・札幌軟石・豊平館に参加し、札幌軟石のお話を聞いてきました。

軟石のガイドは石蔵のグッツも作ってくださっている「軟石や」の小原 恵さんです。(元バスガイドということでガイドはもちろん安全確認などもお手の物~)

北海道遺産にも選ばれている札幌軟石は4万年前の大きな火山噴火によって噴出した火砕流が冷えて固まった岩石、溶結凝灰岩です。

公園として整備されている石山緑地では切羽を見ることができます。

PXL_20221129_011316808.jpg




機械で切り出された跡がはっきりとわかります



PXL_20221129_010651903.jpg

屋号が残ってます!他にも屋号の残っている軟石があります(宝探し?

北海道開拓が進められた明治時代。当時の建物は断熱材のない木造・・・
冬の寒さを考えると信じられない環境

お雇い外国人の助言で石材が注目され、豊平川上流の加工しやすい札幌軟石の切り出しが始まりました。

持ち帰りOKの端材で軟石の柔らかさを体感!
軽い力でぽっきりと折れました

PXL_20221129_011842780.jpg

我が家でアロマストーンとして利用してます
質感も味があります~

石山緑地から徒歩で行ける距離にある石山郵便局
昭和15年に建設され、昭和48年まで現役で使われていました。

PXL_20221129_020037881.jpg



外観はもちろんですが、内部も素敵でした
軟石の小物などが販売されていたりと大切に保存、活用されています。

向かい側にある石切山駅は、札幌と定山渓を結んだ旧定山渓鉄道の中で唯一現存している駅。
移設されたサイレン塔と共に地域の方に大切に残されています。

PXL_20221129_013210968.jpg



PXL_20221129_021422811.jpg

周りに溶け込んでいますが注意してみると軟石があちらこちらに・・・
それぞれ表情が違います。

PXL_20221129_022655415.jpg


軟石はつるはしで溝を掘る堀切という作業から始まり、ゴツゴツした表面は野取りと作業で整えます。この野取りが職人の腕の見せ所!
小原さん曰く「ふっくらつんつん仕上げ」が美しい・・・
(このフレーズ、忘れられません

PXL_20221129_013657911.jpg

今現在でも札幌軟石は切り出され、新たに様々な箇所に使われています。
おしゃれな店舗やホテルのロビー等、通っていたのに気づいていなかった!
札幌を歩くとこれも軟石?と立ち止まる事が増えました

軟石愛にあふれるお話にわくわくがとまらない楽しいツアーでした
チャレンジャー

午後からの豊平館のお話も楽しかった~またの機会に・・・
(中島公園にウォータースライダー!?があったんですね!)



ヤマの神様、大山祇神社の参拝 

愛媛県大三島の大山祇神社。ここは全国各地にある大山積神を祀る総本社で、山の神であるとともに、大海原の神、渡航の神、とされ、多くの炭鉱や鉱山などでも「ヤマの神」として祀られています。


202305162.jpg

炭鉱跡地で活動しているNPOでは毎年この時期に前理事長が、各地で行われる炭鉱関連の催しや施設の安全と成功を祈願して、お札をいただいてきておりました。(記憶がはっきりしませんが…前理事長は2011年からは毎年参拝に行っていたと思います)

202305160.jpg
今年は私北口が大山祇神社へ行って参りました。。


202305163.jpg
まずは目を引く天然記念物の大きなクスノキ。
この日は晴天に恵まれ、緑の葉がとても美しかったです。そして神秘的でした。ここはパワースポットとも言われているようです。


神門を通り、神符授与所へ。
ここで、ご祈祷を申し込みます。木のお札を二体(マネジメントセンター用と石炭博物館用)と、いつものヘルメット守りもお願いしました。(自分用の御朱印と頼まれた御朱印も〜)


そして、、拝殿へ…
202305164.jpg
厳かな空気の中で、ご祈祷を受けました。。
拝殿の中では椅子ではなく正座でした。歴史ある神社、昔のままのやり方のようです(ちょっとドキドキ
なので、玉串奉奠は正座の状態で手を伸ばし、本殿に向かって榊をお供えします。

そして、木のお札を二体と神棚に納めるお札を一体授かり、御神酒を盃に注いでいただきました。口にした後は白い紙に包んでお持ち帰り…。

どうぞ今年もお守りください…



その後、私は現地合流でご一緒させていただいた4名の皆さまと離れて、ちょっと時間をいただき、、境内にある「海事博物館」へ。
(こちらは宝物館拝観料とのセットで入館料1000円です)
202305165.jpg
ここに、北海道の石炭が展示されていると聞いていたので、見ておきたかったのです!
海事博物館は昭和天皇の海洋生物語研究のためにご採取船「葉山丸」を記念して建てらてたそうで、大きなスクリューが入り口に置いてあります。

撮影禁止の館内に入ると、中央にどーんと葉山丸があります。
そして、壁面にはさまざまな展示物があるのですが…、すぐ右側に、大きな石炭!
平成5年 住友赤平炭鉱と書かれた、高さ70センチくらい?の大きな塊炭が、なんと二つ並んで置かれていました!!
後で聞いたのですが…、この塊炭は、現在、炭鉱遺産ガイダンス施設でガイドをされている元炭鉱マン、三上さんも輸送に関わっていたとか‥(車で?船で??何日かかって何名で??今度教えて頂こうと思います

見れた見れた〜と思っていたら、、
左側にはさらに大きい、1メートルくらい?3トンくらい?の石炭が二つ!!
一つは、昭和52年 三井芦別炭鉱
もう一つは、昭和54年 三菱南大夕張炭鉱 と、書かれてありました。
年代をみると、どの炭鉱も操業中で、炭鉱の継続と安全を祈願して奉納されたのでしょうね。

ちなみに2階にも、銅鉱山、金鉱山などから様々な鉱物が奉納され展示されているようで、なかなか見応えあって楽しいです(鉱山好きなら)!!
他には20センチくらいのサイズの石炭も沢山並んでいて、北海道関係では「平和坑」「太平洋炭礦」の塊炭もありましたよ!



つつがなく大山祇神社参拝を終えた後は、
この日の宿があるお隣の島、大久野島へ向かいました
202305166.jpg
大三島からフェリーで15分くらいの近さです。


宿は1軒だけの「うさぎの島」として有名な島です。
202305167.jpg
フツーにうさぎがたくさんいます
歩いているとエサをねだりに寄ってきて2本足で「ちょうだい」のポーズ。(可愛い姿をよく知っているらしい)エサを持っていないとわかると、さーっといなくなります。

今年はうさぎ年でもあり、日帰り可能で気軽に上陸できる島なので、家族連れやしまなみ海道をサイクリングで楽しむ海外の観光客などの姿も多かったです。


ただこの島、かつては毒ガスを製造していた島で、悲しい歴史があるのです
地図から消された時期もあったそう。。

資料館もありますので、興味のある方はぜひどうぞ。
当時の遺構もたくさん見る事ができます。
202305168.jpg
貯蔵庫跡や

202305169.jpg
火薬庫跡…

2023051610.jpg
砲台跡…

2023051611.jpg
発電所跡なども…

かわいいうさぎが自由に走り回り、子供たちの笑い声の聞こえるこの島が、
実は過去にあった悲しい戦争の歴史を伝える島でもあるという正反対な雰囲気が、なんとも不思議な気持ちになります。。
機会があったらこちらもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。


2023051613.jpg

瀬戸内海の夕暮れを見ながら、、
一番の目的であった「大山祇神社参拝」を無事に終え、今後の安全を願っていました。

皆さまもどうぞ「ご安全に!」お過ごしください。。