【赤平】赤平アートプロジェクトの日程のお知らせ


本アートプロジェクトは、展示する「場」の持つ歴史や、そこであった出来事を作品の文脈に織り込み、炭鉱施設を人々の物語が甦るような空間へと変えていく取り組みです。また、作家・自治体・学生・市民グループなどが連携し交流することで、地域に根差したプロジェクトになることを目指しています。



明日のアートプロジェクトは1日限りのイベント開催♪
10月に入り、アートプロジェクト会期も残りわずかとなりました。
ご来場いただいた方からは、大変好評をいただいています
会期は明日9日(月祝)と、来週14日(土)、15日(日)の3日間
まだご覧になっていない方は、どうぞお見逃しなく
もっと多くの方に、赤平の炭鉱遺産やまちの魅力を知っていただきたい
そんな想いから、明日9日には小さなイベントを開催いたします!
①工房えんにち(終日)
アートプロジェクト受付テント横に、小さな工房が出現!
お子さまにも大人の方にも楽しんでいただけるような、
「炭鉱の記憶」をテーマにした作品づくりが体験できます。
例えば、こちらは「炭鉱の記憶アートプロジェクト」ではもうお馴染み?
石炭アート♪
昔炭鉱マンたちは大きな石炭や形のいい石炭を見つけたら、
持ち帰り、ニスを塗って、自宅に飾るような風習があったのだそう。
それを現代風にアレンジし、色を塗ったりビーズを付けたり…
黒いダイヤと呼ばれた石炭を使って、唯一無二の作品を作りましょう
そして、トールキャンドルデザイン
こちらは、TANtanまつりで会場を彩っていたもの。
今回のイベントでは、キャンドルの外側に巻く和紙に、
色鉛筆やペンを使って、好きな柄で装飾ができちゃいます
ご希望の方は、そのまま会場に作品を展示させていただきます!
②アートガイド
(午前の部11:30~、午後の部15:30~の2回。各回15分間程度)
出品作家たちが、どのような想いでアートプロジェクトを手掛けているか、
アートガイドとともに感じることのできるツアー
作家のみなさんは、作品制作の際に、赤平に滞在をしていました。
「炭鉱の記憶」のリサーチや、まちのことを知るなかで、
一体どんなことを感じ、考え、作品へと発展していったのでしょうか?
こちらも必見です
③まちなかナゾとき散歩
赤平のまちなかに仕掛けられた、いくつもの「ナゾ」…
それを解きながら、まちを巡ってみましょう。
「ナゾ」の内容も、ちょっとだけ炭鉱がらみ…?
詳しくは当日のお楽しみです
①~③のプログラムいずれかにご参加いただいた方には、
こんなプレゼントや…
日高屋さんのぼた山だー
こんなプレゼントなども…
山平さんのパンだー!!
もらえるそうですよ。
お誘いあわせのうえ、みんなでイベントを楽しみましょう
明日も、アートプロジェクトの開催時間は10:00~16:00(入場15:30まで)!
立坑ガイドツアーは13:30~ですよ。
ご来場お待ちしています
(ぼーいっしゅ)
赤平アートプロジェクト開催中!
こんにちは!赤平のカニです
すっかり涼しくなってきてもう秋ですね
秋と言えば……
そう!!食欲の芸術の秋!!!!
ということで、我が赤平市では10/15までの毎週末にアートプロジェクトを開催中です~~!!!
期間内は立坑内の見学も開催、機械類の展示されている自走枠工場も公開中ということで、アート好きの方はもちろん「昔炭鉱で働いてたんだ~(^∇^)」という方も顔を出してくださったりして、とっても賑やかな「旧住友赤平炭鉱」。
カニはデザイナーのくせにアートには疎いのですが……こうして炭鉱遺産を公開してたくさんの方に見てもらえることや、アートや写真が好きで来た方に少しでも炭鉱や赤平の歴史に興味を持ってもらえるきっかけをもらえていることは、とっっっても嬉しいです.゚+.(・∀・)゚+.
▼クリックすると…(笑)
▲開幕~!
まだ始まった当初の写真にはなりますが、今回メインの会場となっている「坑口浴場」の写真を少しだけ紹介させていただきます!
作品の詳細につきましては、ぜひ現地で直接見てみていただければと思うのですが……(写真ブレブレですいません)
私の中で絶対これは見てほしい!という作品がコチラ
光る赤ネオン……!!!!!!!!!!!!!!!!
これはあの!!!!
操業当初は立坑に掲げられていた赤ネオンです!!!!
実はこれ、レプリカではなく本当に使われていた物に新たにライトを付けたものなんです。
住友赤平炭鉱が閉山しその役目を終えてからは建物から外され、普段は操車場の端っこに固めて置いてあったのですが今回作品としてまた輝く姿を見ることができるんです……(´;ω;`)
嬉しくて涙が……!!
きっとネオンも喜んでいるに違いないですよね!!!
そばで見るとこんなに大きかったんだな~と実感します。この作品の良さは本当にそばで見ないとわかりません!!!!!!皆様ぜひ週末は赤平へ!!!
アートプロジェクトは10/15までの毎週末(土日祝)開催ですよ~♪
カニでした
赤平アートプロジェクトのご案内!
すでにFacebookページではご案内していますが、
今年のアートプロジェクトのフライヤーが完成しました
「赤平アートプロジェクト」
印刷物もまもなくお配りできる予定です♪
今年は9月16日(土)〜10月15日(日)の期間内、毎土日曜・祝日の開催となります!
2004年から始まり、今年で9回目となる、炭鉱の記憶をテーマにしたアートプロジェクト。
有形無形の「炭鉱の記憶」を、アートという方法で表現し、
会場である炭鉱遺産そのものに、足を運んでもらう取り組みです
今回のアートプロジェクト会場は、2004年初回開催地でもある赤平
2016年に旧住友赤平炭鉱立坑櫓とその周辺施設が、
住石ホールディングス(株)から赤平市に無償で譲渡されたことを受け、
再び焦点が当たります…
2004年当時の写真(アートプロジェクト報告書より)
今年のメイン施設は、旧住友赤平炭鉱坑口浴場。
立坑櫓の道路を挟んだ向かい側にあり、当時は地下通路で繋がっていたのだそう!
坑内で仕事を終えた鉱員さん達が、塵や汗で真っ黒になった体を洗い、
一日の疲れを癒していた場所です
坑口浴場というと、
「風呂場にいくつもある浴槽は一番槽、二番槽…と順番があり、
坑内から上がると一番槽で体の真っ黒な汚れを落とし、次は二番槽へ…」
という、『明るい炭鉱』(りじちょー 著)での描写を思い出しますね。
こちらは、2004年の上遠野敏さんの坑口浴場での作品…今年は、どのような作品が現れるのでしょうか?
個々の作品に込められた、「炭鉱」のイメージや思い出、想いなどを通じて…
そして炭鉱遺産を訪れるリアルな体験を通じて…
多くの方に「地域資源」である炭鉱の存在や、その歴史の一端に触れていただけることを願っています
また、今年のアートプロジェクトは、豊富な関連企画が予定されていますよ
■【会期中随時】札幌市立大学生による作品ガイドツアー
■【10/9(月祝)限定】小イベント開催
■【毎土日19:00~21:00】立坑ライトアップ
■【会期中1日1回、13:30~】
「赤平コミュニティガイドクラブTANtan」さんによる立坑・自走枠整備工場ガイドツアー
作家・自治体・学生・市民グループなどのみなさんと連携しながら、
より地域に根ざしたプロジェクトとなることを目指します
こちらもどうぞお見逃しなく
今後も、当ブログや、赤平アートプロジェクトFacebookページにて、
最新情報をお伝えしていきます♪
(ぼーいっしゅ)
明日は札幌市資料館でトーク!「吉田 勲氏×井上博登氏の赤平住友炭鉱と坑内模式図の話」
8月6日から、札幌国際芸術祭が開幕しましたね
今年はいわゆる「美術作品」として作られた作品展示ばかりでなく、
レトロスペース坂会館、北海道秘宝館、木彫り熊コレクションなどから、
北海道・札幌のローカルな文化を伝える品々も出品されており、
かなりユニークな祭典となりそうです
そんななか…このブログをご覧のみなさんは、もうご存じでしょうか?
札幌市資料館では、8月17日(木)まで、限定公開で
住友赤平炭鉱坑内模式図が展示されています
上遠野敏さん提供
全長約20mにもおよぶという、この坑内模式図は、
住友赤平炭鉱坑内すべての坑道を記録したという、マスター版の図面。
全長200キロメートルの坑内を図面に収めた、まさに「炭鉱の羅針盤」といえるもので、閉山まで使用されました
坑内測量職員がどのように作業を進めていくのかをこの模式図によって判断するという、
大変重要な役割を担っていたのだそうです
展示室のメインタイトルは
「アートはこれを超えられるか!」
産業活動のための図面が、炭鉱閉山後は実務的な機能を失った今、
ひとつの「絵画」としてこの模式図を見ると、
『北海道の絵画史の書き換えを余儀なくされるほどの逸品(公式サイトより)』として
その圧倒的な迫力と、複雑な坑道表現の美しさを、見る者に訴えてきます
りじちょーからも「ぜひみなさんにご覧いただきたい一品です!」と太鼓判
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そして、明日11日は、トークイベント
「北海道の三至宝 アートはこれを超えられるか!」
が、札幌市資料館 研修室で開催されます
今回の展示の企画者である上遠野敏さんが、北海道の三至宝として、
住友赤平炭鉱坑内模式図と、昭和新山火山画、北海道木彫り熊をテーマに、
専門家をゲストにお招きしてトークを繰り広げます。
坑内模式図にまつわるゲストは、
1960年から住友赤平炭鉱で測量や地質調査を担当されていた吉田勲さんと、
現在、赤平市教育委員会で炭鉱関連の文化財保護を担当されている井上博登さん
という、豪華な専門家のお二人です
トークは13:30から(赤平の話は15:50頃から予定)、
事前予約不要・入場無料です
坑内模式図自体、普段は一般公開されないもの…
これはまたとない機会になりそうです。ぜひお見逃しなく
展示とトークについて詳しくは、
札幌国際芸術祭の公式HPをご覧くださいませ♪
展示についてhttp://siaf.jp/projects/3-shiho
トークについてhttp://siaf.jp/event/7701
(ぼーいっしゅ)