【復活!】岩見沢シビックプライド探求部《石蔵ゼミ》のご案内 

【復活!】岩見沢CIVICPRIDE探求部です。

いつもお世話になっています。
理事長のヒラノです。

実は個人的なライフワークの一つとして、岩見沢の歴史等を「へぇ~~!へぇ~~っ!」と関心しつつ楽しく学ぶ場岩見沢CIVICPRIDE探求部を立ち上げ、その主宰としても活動しておりました。とはいえ近年はコロナ禍という言い訳と、本NPOの活動を最優先すべく完全休業状態だったのですが、今年は岩見沢開庁140年・市政施行80周年の節目ということもあり、せっかくなので何かやりたいと考えていたところです!

が、、日々に追われ、すっかり寒い時期になってしまいました。

そこでやっと重い腰が上がったわけですが、会場は我々の「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」にある、明治42年に建てられた石蔵の中で《石蔵ゼミ》と称して勉強会を開催します♪(ちなみに過去にやっていたときは岩見沢複合駅舎内のイワホ(現観光協会の場所)でやっていたので《イワホゼミ》と称してました。)


今年度は3週連続豪華バーションで実施。

岩見沢CIVICPRIDE探求部


①11月10日(金)18:30~
【岩見沢ト炭鉄港ヲ学ブ!】
~地域の歩みを未来へ活かすまちづくり~
(岩見沢CP主宰/NPO炭鉱の記憶推進事業団理事長 平野義文)

②11月17日(金)18:30~
岩見沢郷土かるた著者 和田高明が選ぶ
【岩見沢をつくった8人】
(極東古代史研究科/岩見沢郷土史研究家 和田高明氏)

③11月24日(金)18:30~
【岩見沢に辻村直四郎あり】
~辻村邸110年 ガラス乾板写真390枚を読む~
(辻村家資料研究会/元北海道教育大学岩見沢校教授 村田文江氏)


というラインナップです。
初回の炭鉄港ネタは、これまでの地域の歩みを基に《未来への希望》を共有できるような内容にしたいと考えています。2回目の「岩見沢をつくった8人」は、岩見沢郷土かるたの著者として有名な和田高明さんの中で厳選した8名について掘り下げる内容となり、恐らく岩見沢の知らないコトが沢山出てくると思います。3回目の辻村邸はぷらぷらまち歩きでもお馴染みですが、現存するガラス乾板をもとにそれぞれのエピソードや背景などを掘り下げると共に、辻村家の魅力を再発見できる、これまた「へぇ~!」が連発する内容になると期待しています。

どうぞお気軽にご参加ください!
もちろん、どれか一つだけでも、また皆勤賞でも如何ようにも歓迎です。

■参加は事前申し込み制で、先着30名様となります。
■参加費は1回につき1,000円です。
■お申し込みは極力下記フォームをご利用ください。
■お問い合わせは「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」
0126-24-9901(月・火休館)
〈注1〉会場は札幌軟石でできた本物の石蔵のため、冬季間はかなり寒いです。暖房は入れますがくれぐれも暖かい格好でお越しくださいね。
〈注2〉駐車場はありませんので、お車の方は近隣の有料駐車場をご利用ください。

*当会は岩見沢シビックプライド探求部&NPO法人炭鉱の記憶推進事業団の共催で開催します。
*もしかしたら各回終了後に希望者の方がいれば、一緒に居酒屋さんでも行きましょうか!というノリになるかもしれません(あくまで未定)。

ではお待ちいたしております!

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JRの駅集合のらくらくミニツアー♬ 

JR駅集合のお得なツアーを2本紹介します!

最近、「炭鉄港」関連の企画やツアーをいろいろあって迷う~という声も聞こえますが…
中身をよく読んでいただけると、、それぞれに特色やポイントがあって、どれも同じではないのです!!
興味のある、気になる、企画を選んで、ご参加くださいませ!


まず紹介するのは、
11月4日、「沼田」です。
「JR深川駅発着 乗合タクシーで行く沼田町 昭和炭鉱史跡」

1104沼田チラシ
沼田は空知の中心部からちょっと遠い事もあり、沼田の炭鉱ツアーはあまりないと思います。それがこのたび、ラクラクな乗合タクシーで移動し、沼田町教育委員会学芸員 松井佳祐さんによるガイドでのミニツアーです
沼田町の炭鉱の歴史を気軽に学んでみませんか??



そして次は、
11月5日(日)、「芦別」です。
「JR滝川駅発着 鉄道写真家と行く 旧三井芦別鉄道炭山川橋梁」

1105芦別
鉄道写真家の矢野友宏さんが案内人となり、炭鉄港の「鉄道」メインの写真撮影ツアー!こちらも専用車がついてますので、乗っていくだけでOK。おすすめ撮影ポイントなどを教えていただけるようです。昼食後は、撮影した写真の披露とワークショップがあり、充実した1日となりそうですね


どちらのツアーもお問い合わせは、
東武トップアーズ札幌支店 TEL 050-9001-6580

ツアーの申し込み→申し込みはこちら

10/29(日)奔別・幾春別ぷらぷらは空知のラスト! 

紅葉シーズンです!!


空知シーニックバイウェイ -体感未来道- 《五感デ空ヲ知ル》
まさにこの季節の空知は「炭鉱遺産のあるまちの風景」「美しい田園風景」「ワイナリーや農家レストラン&カフェ」…などを思いっきり楽めます!!

そんな今!
10/29(日)NPO主催のぷらぷらまち歩き秋の奔別炭鉱とその周辺」です!!

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13時までに奔別炭鉱へお越しください!
ゲートを開けてお待ちしてますので、車は敷地内に停めてください。皆さまの受付が終わりましたらゲートは閉めます。

立坑、ホッパーはまず横目で見ながら…ホッパー西側の引き込み線に沿った場所へ行き、ぷらぷらします。。

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23日の下見の時は、こんな感じでした
雨予報ではないようなので、歩く場所は乾いているかと思いますが、、靴が汚れてしまうかもしれません…ご注意を!


幾春別のまちを歩き、コースの最後は月見坂…
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月見坂から見ると、ホッパーはこの角度で見る事ができます


ガイドは北口ですが進行役のつもりです。
三笠在住の方など、この地に詳しい方も登場予定!!
そして、ご参加の方の中にもきっと、奔別、幾春別に思い出のある方がいらっしゃるはず…!

参加者の皆さんのお話も聞きながら、空知での最後(ラストは11/5室蘭!)のぷらぷら歩きを進めたいと思います

皆さまのご参加をお待ちしております!

「全国町並みゼミ小樽大会」第4分科会に参加しました! 

10月13、14、15日、小樽を会場にした「全国町並みゼミ小樽大会」が開催されました。

「小樽運河100年の歴史から考える」~今、ふるさとの魅力を未来へ~

今大会実行委員長の言葉には「小樽のみならず全国の歴史的町並みを有する町は、どのようにして、その町並みを保存・活用していくべきか。今こそ、次の50年に向けてどのような方策で文化遺産に磨きをかけて継承していくか。地域の将来を熱く議論する場としていきたい」とありました。

小樽や全国での歴史的建造物の保存活用にふれる事のできる今大会。とても楽しみにしていました!

初日は、台湾の町並み保存とまちづくり…や、小樽運河論争について…など、記念講演や報告会などが行われました。

私、北口は2日目から、第4分科会「持続可能な地域遺産まちづくり」に参加させていただきました。
朝10時に住吉神社集合の、約2時間のまち歩きにも参加させていただきました。NPO主催のまち歩きは係員側でいつもバタバタしていますが、参加者でのんびり見学するのもいいものです!見学した一部を紹介します!


まずは「住吉神社」から。
初詣に来た事がありますが、今回はゆっくり見学しながらお参りできました。
明治14年、現在地に移転された小樽の「総鎮守」

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振り返って見ると、真っすぐ先に海が見える…なんときれいな参道でしょう~
鳥居の石材は尾道産で、北前船で運ばれたそう。


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花手水もきれいです
社務所と社殿を結ぶ地下通路があるそうで…?!見てみたいですね。



すぐ近くにある不思議な建物、「旧石橋商店、別邸」
醤油会社の別邸の離れとして建てられた洋館との事。

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正面から見ると、わからないのですが、
横から見ると…


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え??薄い…!!
奥行きが1.8Mだそうです。別邸は解体されましたがこの離れの洋館は残されて書庫や倉庫として使われているそう。狭い不思議空間ですね。



「住ノ江火の見櫓」が、見えてきました〜!
昭和2年に建てられたものです。
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地域の安全と安心を見守り続け、ランドマークになっているそう。
保存活動をされている「火の見櫓をまもる会」の皆さんにより、市内の企業から資金協力を受けたり、トートバックやTシャツなど販売したりして改修費用を確保し、建物の補強や色を塗り直したそう。

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櫓のあたまの部分はスナフキンの帽子のよう。と言われているとか…
私もトートバック購入しました!デザインがカッコいい!

ちなみにここの隣で消防団倉庫として使用されている建物の中をチラッと覗くと…石炭ストーブが!しかも現役で使っているものとの事。「石炭珍しいでしょう?あげようか?」と言われたのですが、え~っと…、あ、、大丈夫です…!と遠慮しておきました


こちらは「旧塩田別邸」
小樽~樺太間に豪華客船「永宝丸」を就航させた塩田安蔵の別邸として、大正元年頃に建てられたお屋敷です。洋風を取り入れた和風建築で、内部には屋久杉が使われていたり、石蔵や立派な庭園などもあってとにかく素晴らしいそうなのです

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建物は平成3年に「夢二亭」という料亭になり、市民に親しまれていたそうですが、現在は閉店だそう。ぜひまた何かに活用されると良いのですが…!


「みなともち」が気になりながら…
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そいうえば、住吉神社へ向かう途中にも餅やさんの建物がありました。
営業はしていないようでしたが…。
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その近くにあったカフェも気になりました。
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ちょっと歩くと、珍しいデザインや歴史的な建物がたくさん見つかります。
さすが小樽…!!


さて、コースに戻ります

「花園会館」こちらは町内会で運営している会館との事。
珍しいですね!!
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正面のデザイン、ステキです!
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ここでは中にも入らせていただき、町内会の方からの説明もありました。2階には大広間があり、宴会もできそうなステージもあります。



「小樽公園通教会」
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こちらでも中の見学をさせていただきました。外観だけではなく、中も重厚で厳かな感じ…。なんと、特別に??讃美歌のピアノ演奏もありました



こちらが第4分科会の会場となる「花園遊人庵」(旧小樽無尽株式会社本店)昭和10年建築、鉄筋コンクリート3階建て。
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こちらは分科会と懇親会終了後の夜の画像。

平成13年、解体予定の建物を市民有志が買取り、翌年「おたる無尽ビル」となり、現在は「小樽ダイニング花園遊人庵」が営業されています。
市民の力で保存活用が成功した歴史的建造物との事…!
すごいですね…!!

そんな歴史的建物の中での分科会でした。なんと光栄な…
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第4分科会は「各地の様々な地域遺産の掘り起こし、保存・活用の事例から現状と課題を検討し、身近な地域遺産を市民自らが自律的に守り、育て、マネジメントしていく仕組み、持続的可能な地域遺産まちづくりのあり方を考える」というところに論点があります。


コーディネーター 池ノ上真一氏(北海商科大学商学部観光産業学科 教授)
アドバイザー 惣司めぐみ氏(NPO法人京町家再生研究会)
パネリスト 塩見寛氏(静岡県ヘリテージセンター センター長)
パネリスト 山田かおり氏(常紋DOHNANプロジェクト代表)
パネリスト 高野宏康氏(小樽商科大学 客員研究員)
そして、私北口もパネリストとして参加させていただきました。

私は「炭鉱遺産」と「炭鉄港」でまちづくりをテーマとして事例発表。
石炭産業で発展した空知地域のまちが炭鉱の閉山によって、炭鉱跡地がどう変わったか…まちがどう変わったか…、例をあげて紹介しました。
そこから、市民活動が発生した経緯やNPOが設立されてどんな取り組みをしたのか。炭鉱遺産の活用例、炭鉄港が日本遺産になって周辺住民の意識の変化など、紹介しました。
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「地域固有の資源と誇りが新たな価値と活力を生む」前理事長がよく言っていた言葉です…!!

トークディスカッションの中では、行政との関わりを持つ事で、良くない面、良い面、は?という話がありました。
良い面が断然多いのですが…議論の場なので、変わってしまったなと思った点も述べさせていただきました。炭鉱遺産の見学などで、今まで入れた場所に行けなくなったり、出来た事がやれなくなったり、安全面で規制がかかってしまう事がある。様々な場所やひとへ影響を及ぼす事で方向性がブレる事がある、というような意見を出しました。

それに対し良い面については、行政が関わっている事で、参加する人に安心感信頼性を与える事ができる。関係団体も増えていき、NPOだけでは到底できないような事業を行えたり、日本遺産になると、切手シート販売やコンビニで商品発売など、なかなか出来ないような事が周りで起きる。というような意見を述べさせていただきました。

上手く伝える事ができたかどうか…と不安でしたが…
翌日の全体会での分科会報告では、当日分科会に参加した大学生の皆さんが夜遅くまでかかってまとめあげてくださり、第4分科会での私の発言部分も的確にまとめて紹介してくださいました。
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ありがとうございました


今回の大会で感じた事は、自分事として地域の事を考えていて、言葉だけではなく、実際に行動に移している人々がこんなに多いんだ…と実感しました。
特に小樽には、市民グループや歴史的建造物などの保存活用をされている団体が多く、年齢に関係なく、楽しそうに活動し、輝いている…と感じました

何か打ち込む事があって、共通の思いを持った人たちがいて、楽しく日々を過ごす…。そうであったらいいなと思いました

お世話になった皆さま、本当にありがとうございました!

そして、この大会に参加された台湾の団体の皆さま「炭鉄港の空知を見学する」という事で、翌16日はそのツアーバスに同乗してきました!そちらの紹介はまた後日…!!


「聴く」&「学ぶ」炭鉄港を開催します。ぜひご参加ください〈その2〉  

【情報解禁その2】その1はこちら

12月2日(土)に「学ぶ」炭鉄港として、フォーラムを開催します(画像右側)

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2019年に日本遺産認定を受けた〈本邦国策を北海道に観よ!北の産業革命「炭鉄港」〉ですが、実際のところ我々の進行方向は正しいのか、その本意は認知されているのか、より魅力を高めるために我々が見据えるべき課題は何なのか?etc.・・・

そのようなことを考えた時、改めていま一度、私たちの活動の立ち位置と方向性を確認する必要があるのではないか?という思いで「学ぶ」炭鉄港フォーラムを開催します。

視点は「ナカとソト」です。

フォーラムの内容としては!

1)主催者より「ナカから見る炭鉄港の意味と可能性」と題し主旨講演を行います。
2)基調講演として、街歩き研究家の和田哲さんに「旅人から見る炭鉄港」を、その豊かな知見と鋭い視点からお話していただく予定です。(https://www.youtube.com/@burasatoru-sapporo/featured
3)「ナカとソトの目線を合わせて次のフェイズへ」と題したトークセッション!
・炭鉄港地域の小樽商科大学客員研究員の高野宏康氏
・炭鉄港地域の室蘭VOX企画・制作統括の庭山貴行氏
・炭鉄港地域外のNPO法人北海道遺産協議会事務局長の矢野ひろ氏
を会場にお招きし、また、炭鉄港に欠かせない薩摩からの視点もいただきつつ、新たなフェイズに向けた方向性を探っていきたいと思います。

「学ぶ」炭鉄港フォーラムは2023年12月2日(土)13時より岩見沢自治体ネットワークセンター4階マルチメディアホールにて開催します。

より多くの方に自分事として地域づくりに活かしていただきたく、入場無料・予約不要で開催します。ぜひお気軽にお越しください!