「学ぶ」炭鉄港フォーラムが無事に終了いたしました。 

日々お世話になっております。
理事長の平野です


12月2日(土)は当NPOとしても大事な1日となりました。

IMG_4574.jpeg

そして13時からは「学ぶ」炭鉄港フォーラムです。

午前中にJRの踏切事故があり、残念ながら札幌方面からは全て運休中となり、当初予定していた参加者数を大幅に下回ってしまうのではないかと心配したものの、大変ありがたいことに会場は満員御礼で椅子を追加するほどとなりました。

IMG_4576.jpeg

冒頭は私から30分のお時間をいただいての「主旨講演」をさせていただきました。通常、このような講演はあまり例がないと思うのですが、日本遺産「炭鉄港」の地域を取り巻く現状認識と可能性、今後の目指すべき方向性(シビックプライドの醸成とヒト・モノ・カネの巡るまちづくり)をお伝えさせていただき、本フォーラムの開催趣旨とベースの考え方を共有していただく設えとしました。

IMG_4584.jpg



その後は本フォーラムの主役となる「街歩き研究家」の和田哲氏の基調講演です。

IMG_4587_2023120616442901b.jpg

「旅人から見た炭鉄港」と題し、僅か50分と言う限られた時間の中で、地域の歴史や文化的な視点等から随所に効果的に散りばめられた「へぇー!そうなんだ」「へぇー!知らなかった!」「へぇー!凄い‼️」などの感情の中にも笑いあり、最後に涙ありの情動を動かされる非常に質の高い講演をいただきました。流石の一言です!

IMG_4585.jpg



その後は90分間のトークセッションを実施。

パネラーに小樽から小樽商科大学客員研究員である高野宏康氏、室蘭からは室蘭VOX企画・制作統括の庭山貴行氏、炭鉄港地域外の全体の目線としてNPO法人北海道遺産協議会事務局長の矢野ひろ氏をお迎えし、各地の取り組みや現状の課題、そして今後の目指すべき方向性、夢物語的な長期的展望など、様々に各自の目線で語り合うことができたと思います。

370311524_282669367598601_32961847632028257_n.jpg

IMG_4589.jpg

IMG_4588.jpg

また本トークセッションでも、大事なポイントで和田哲氏の知見をお借りしながら、会場全体で様々な希望や方向性を抱き合うことが出来たのではないかと感じています。

405972821_842630827652607_77311074937563171_n.jpg

まさに「共に事にあたる」という情熱を基に「今あるモノで、今はないコトをつくる」そして「すぐに役にたつことはすぐに役にたたなくなる。」ゆえに時間をかけてじっくりと焦る事なく実直に取り組んでいくことの大切さを感じる時間となりました。

386895909_1971112176615365_1396003480559390302_n.jpg



終了後にちょっと〈X〉をエゴサしてみると色々と反響があり「ほっ」とした次第です。その紹介は一部ですが、他にも来場していただいた方々に様々な感想をもっていただけたことを感じています。私たちとしては吉岡前理事長が急逝してから早1年が経過し、吉岡さんが積み上げてきてくれた礎をベースにすることで、自分たちなりに力を合わせて新しい挑戦のステップに踏み出せているのではないかと感じています。とは言えまだまだこれからが本番です。ぜひ多くの方々にお力添えを賜りながら、大きな目標に向かって邁進していきたいと考えています。どうぞ引き続き応援いただければ幸いです。

このフォーラムの様子は、後日ダイジェスト版としてYoutube投稿しようと思っています。UPされましたら是非ご覧いただければありがたく存じます。



スポンサーサイト



「活かす炭鉄港」 まちづくり講座 

好評いただきましたイオンの展示も新しくなり、炭鉄港、こんなにあるの!?と現地に行ってみたくなる写真が並んでいます。

ぜひ、ご覧くださいね!

11月から始まりました『活かす炭鉄港』まちづくり講座、これまでオリエンテーションと2回の講座が終了しました。

座長の太田清澄 札幌学院大学名誉教授の下、受講生の皆様と炭鉄港を通し「共に事にあたる」事で進みまちづくりを考えていく講座です。

1回目は11月19日 夕張市石炭博物館にてゲストに厚谷司 夕張市長を迎えて開催されました。

20231119_130611_078.jpg

札幌や岩見沢、安平、滝川等各所から参加された受講生の皆さんからの質問にもお答え頂きました。貴重なお話、誠にありがとうございました。

B612_20231119_135632_958.jpg

夕張を含めた旧産炭地においてこれからの課題、進むべき方向を再確認し、それぞれの地域の特徴、今の状況など短い時間ではありましたが情報共有にもなる意見を聞くことができました。

2回目は12月2日 岩見沢 炭鉱の記憶マネジメントセンターにて行われました。
10時開催予定でしたがなんとJRは事故で運休状態
太田先生も駅で足止めとなる中、大橋副理事長進行でスタートしました。

これまでの太田先生の講座を振り返り、炭鉄港を活かしたまちづくり、観光に対する取り組み、そこに住んでいる方々の意識など、炭鉄港の位置づけの再確認をしました。

旧産炭地、かかわりのあった地域の人口減少・・・、この問題に「共に事にあたる」ために何をすべきか必要か、ディスカッションでは2班にわかれそれぞれの課題につて話し合いました。
現実的な問題、問題に対してどう対処してプラスにつなげるのか・・・様々な意見交換ができました。
20231206_135233_623.jpg


20231202_023122264.jpg

無事に到着された太田先生にも総括していただき、地域創生の成功例として東川町、上士幌町、下川町を課題とし続く3回目、4回目の講座へと学びを深めることになりました。

ご参加の皆さま誠にありがとうございました。



イオン岩見沢店での展示が変わります! 

明日(12月6日)より、イオン岩見沢店2階特設会場
《ここにも?あれも?!「炭鉄港」》が始まります!!

20231206イオン展示


撤収、設営の作業中にも何名もの方が見にいらしていました
今日はイオンの火曜市なので、1階でお買い物をされる方が多かったようです。
その流れで2階にも上がる方が多かったのでしょうね。


20231206-2.jpg

展示の終了は来年3月を予定しております。


今回の展示は、炭鉄港の日本遺産に認定された構成文化財の他にも、貴重な施設が各地にたくさんありますよ!というもの。

炭鉄港ツウの方ならわかるかもしれませんが…この展示は石炭博物館BANホールと、かつてはマネジメントセンター石蔵でも紹介した事のあるもので、巡回展示となります。
※解体されてしまったもの、内容が変わったところなど、一部修正しております。

今回も展示期間を長くいただけたので、さらに付け加えたり、ちょっとしたイベントなど企画したり…と考えております

「炭鉄港」の事を知らない、「炭鉄港」に特に興味もない、という地元空知の方にぜひ、イオン岩見沢店という場所のチカラをお借りして、見に来ていただければと思います!!
お買い物のついでに…足をお運びください!

皆さまのお越しをお待ちしております。

期間:2023年12月6日(水)~2024年3月予定
場所:イオン岩見沢店2階 メガネのプリンス横特設会場
主催:NPO法人炭鉱の記憶推進事業団
協力:炭鉄港推進協議会