カニ、九州旅行に行くの巻
こんにちは!赤平のカニです
毎日寒くて嫌になっちゃいますね。赤平では晴れてても岩見沢が雪だったり、岩見沢が晴れてても赤平が雪だったり……。運が悪いと延々と雪の降る場所にいる形になっちゃうのが悲しいところです。
これだけ寒いと思わず南の方に逃げてしまいたくなります…。
南と言えば……
……やっぱり九州ですかね…(=゚ω゚)ノ
九州と言えば
もつ鍋…
屋台…
ハウステンボス…
グラバー園…
……ですが…
やっぱり炭鉱です!!!.゚+.(・∀・)゚+.
今回わたしカニは個人的に3泊4日で炭鉱巡り一人旅をしてまいりました~!!
以前に九州に行ったのは約6年前。当時は「軍艦島」しか知らなかったのでそのツアーとあとはグラバー園と島原の町歩きをしてきたわけですが、今回はもう完全に炭鉱旅行。
夏からこのセンターでお仕事をさせてもらい、少しだけ炭鉱にも詳しくなってきたのできっと今なら九州の歴史ある炭鉱にも太刀打ちできるはず!
ということで、行ってまいりました~ヾ(・∀・)ノ
(長くなります)
(長さの都合で説明不足な点も多々あるかと思います。すみません)
初日、空港に着いたのが18時半。それからレンタカーで向かったのがこちら
「三井田川鉱業所 伊田竪坑櫓」
こちらは「田川市石炭・歴史博物館」にある「石炭記念公園」内に立っています。着いたときにはもう20時近く、もちろん博物館はやっていません。しかしこちらは煙突と立坑櫓がライトアップされているとのことで、ひと目でいいから見たい…!!と来た次第です。
博物館についてはこちら
この写真のものは第一竪坑です。
…そういえば住友赤平炭鉱では「立坑」なのにこちらは「竪坑」ですね( ‘o’)何が違うんでしょう……今度調べてみます。
伊田竪坑は1909年(明治42)に完成、高さ約28.4m、深さ314m。暗くてよく見えませんでしたが、明治の建物がこんなにきれいな形で残っているものなんですね!すぐそばに第二竪坑の立っていた跡(石碑)もありました。
ちなみに公園内には第一煙突・第二煙突もありどちらもライトアップされてすごい迫力です。公園もキレイで広く、やっぱり博物館に入って見たかったなぁ~と思いました。野外展示にはチップラーらしきものもあり……(っω・`。)
近くでチップラー見たかった……チップラー…。
しかし一番のハイライトは側に寄ると炭坑節が流れる記念碑ですね。
最初「何か聞こえる…」とちょっと怖かったのですが、説明を見て納得しました。この田川が炭坑節発祥の地だったんですね(;゜0゜)
ここで22時を過ぎたので、1日目は終了です。
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2日目!
私が向かったのは
「池島炭鉱」です!
(けっこう遠かったです!)
こちらは閉山が2001年とかなり最近!しかも当時の住宅もそのまま残り、さらに坑内も入れてしまう…!!ということで一度は行ってみたいと思っておりました。
今回は初の池島ということで、「長崎さるく」のツアーに申込み坑内・坑外のツアーに参加させてもらいました。
長崎さるくについてはコチラ
トロッコに乗って入坑~!!水平坑道を少し行った先で、実際の採炭・掘進現場の様子や坑内の仕組みについて教えていただきました。
ドラムカッターが動きました~~~~!!!
赤平にあるものと比べると小さく感じましたが、こうやって動くのを見れるのはとっても嬉しいです(´ω`人)
その後のオプションツアーでは定番(?)の8階建てアパートや、第二立坑、アパートの屋上からは第一立坑も見れました。
なんせガイドさんがみんな元炭鉱マン!いろんな話を詳しくしてくれ、しかも皆さんかなりユーモアたっぷりにお話をしてくれて本当に楽しかったです。うっかり一人で行ったのを忘れるぐらい楽しいツアーでした。
まだまだ書きたいことはありますが、長くなりすぎるので2日目はこの辺で終了です(´∀`*)
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3日目に向かったのは、もちろん「端島」……つまり、軍艦島です!!
6年前も軍艦島に行くために九州旅行をしたのですが、高波で上陸できず島の周りをぐるっと周って帰ってきた悲しい思い出……。
さぁ、今こそ積年の想いを果たすとき……!!
荒天で欠航……!!!!
あまりにも軍艦島に縁が無さすぎる私…。(´;ω;`)しかし、申し込んでいたツアーではこうして欠航のお知らせをメールや電話で伝えてくれるのです。なんて親切なんでしょう。
…しかし、欠航……。
(´;ω;`)
ということで、せっかくなので決めました!行先は
「三井三池炭鉱」!!!
最初に行ったのはこちらの「宮原坑」。そう!世界遺産です!!
この宮原坑は明治34(1901)年11月に完成、深さ160m、高さ約22m、昭和6(1931)年に閉坑。
ここでもガイドの方々がいてとっても丁寧に説明してくださり、レンガの積み方(イギリス積みとフランス積み)や責任者だった團琢磨のお話、ポンプ(イギリス製デビーポンプ)の話などとっても勉強になりました!
風が強くてとっても寒かったのですが風よけに傘を貸してくれたり、大きい荷物を持ち歩いていた私に「荷物預かるかい~?」と声をかけていただいたり本当に親切にしていただきました\(^o^)/
すごいな~と思ったのが、タブレット端末を300円でレンタルできるのですが、それがとっっても分かりやすく動画やVRで当時の様子が見れて、これは行ったら絶対に借りた方が良い!!と思いました。
その後は、同じ三井三池炭鉱の万田坑…
と思ったら月曜休館日…!!
悲しみの中で遠くから写真を撮って通過してきました。軍艦島もそうですが、これは九州リベンジする理由がもう一つ増えてしましました(´・_・`)
ここから、宮原坑の方にいただいた地図を元に移動し
「大牟田市石炭産業科学館」へ!
ここでも三池炭鉱と水との闘いの様子などが動く模型などで楽しく勉強できたのですが、なんと言っても模擬坑道が非常に面白かったです!!
夕張の模擬坑道(※)と違ってこちらは屋内にある模擬坑道です。
ここでは私が今まで見たこともなかった機械が展示されていて非常に興奮しました(゚д゚)
ロードヘッダーのような違うものや…ドラムカッターのような違うものや……しかもそれらが動いたりするんです!!ロードヘッダーが動く様子は本当に感激です。その様子はぜひ直に見てみてくださいね。
屋外にあったこの自走枠もいろんな形があるんだな~!!と驚きました。
さて、日没が近づいてきたので急いで移動です。
この日最後に訪れたのは
「宮浦石炭記念公園」
ここは本当に「公園」になっていて入場も無料です。なのに!坑内で使われていた機械はあり!人車(トロッコ)もあり!煙突もあり!無料でいいのだろうか!!と思いました。
トロッコには人が乗るもの以外にも救護用や物を運ぶ用の物もあり、「坑内にトロッコで坑木を運び入れていた」と知ってはいましたが実物は見たことがなかったので「こうやって運んでいたのか~!!」と納得です(*^_^*)
そしてこのサイドダンプローダーという機械は赤平にもあるのですが、実は私は恥ずかしながらつい最近まで「普通のブルドーザーの小さいの」だと思っておりましたが……
こうやって横向きにバケットが傾くようになっているんですよね!!!センターの動画か何かで初めて知ったのですが、きちんと赤平でも説明文を読んでおけば良かったと思いました( ノД`)
ここで夕暮れが来てしまったので3日目も終了です。軍艦島にまた上陸できなかったのは残念でしたが、その分たっっくさん勉強ができました!
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4日目は飛行機の時間があるため、本当に少ししか時間がありませんでした。そこで向かったのが…
「志免鉱業所竪坑櫓」
1943(昭和18)年完成、高さ47.6m、深さ430m、1964年閉山。
この、現存している立坑やぐらの中では他に見ない形の志免炭鉱の立坑やぐらは絶対見たい!と思っていたので感激しました…!
時間の都合で朝の8時頃に行ったのですが、朝日に照らされる姿はとってもきれいでしたよ。
公園の中にあり、こちらも無料で見学できるのですがきちんと看板もあり、歴史もきちんと分かります。さらに他にも坑口などが残っていますが……
なんと、雪が降ってきました…(;д;)
北海道から九州まで行って雪を見るなんて……。せっかく南の方に来たのに、雪が降るなんて……!!…と震えながら写真を撮って撤退しました。
こうして怒涛の3泊4日の九州炭鉱めぐり旅行が終了しましたが、目的を果たせなかったり時間の都合で見れなかったりしたものもまだまだたっくさんあります。
絶対にまた来るぞー!!と心に決めて戻ってまいりました(´∀`*)
▲池島のにゃんこ
今回は考えてみると三井関係巡りみたいにもなっていますね!次はもっと色々なところを見たいな~と思った旅行でした!
以上、長くなりましたがカニでした

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