北海道遺産「札幌軟石」 

イオン岩見沢店での展示も開始早々から多くの皆さんに楽しんでいただいているようです♪

岩見沢、近郊にあった炭鉱、暮らしの貴重な風景をどうぞゆっくりとお楽しみください!

マネジメントセンターの石蔵の展示はしばしお休みですが、蔵の内部をゆっくり見ていただける期間です!ぜひ涼みもかねて(?)いらしてくださいね。

明治42年に建てられた蔵は札幌軟石で作られています。
昨年の秋に開催されたCBツアーズの北海道遺産をめぐる歴史散歩・札幌軟石・豊平館に参加し、札幌軟石のお話を聞いてきました。

軟石のガイドは石蔵のグッツも作ってくださっている「軟石や」の小原 恵さんです。(元バスガイドということでガイドはもちろん安全確認などもお手の物~)

北海道遺産にも選ばれている札幌軟石は4万年前の大きな火山噴火によって噴出した火砕流が冷えて固まった岩石、溶結凝灰岩です。

公園として整備されている石山緑地では切羽を見ることができます。

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機械で切り出された跡がはっきりとわかります



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屋号が残ってます!他にも屋号の残っている軟石があります(宝探し?

北海道開拓が進められた明治時代。当時の建物は断熱材のない木造・・・
冬の寒さを考えると信じられない環境

お雇い外国人の助言で石材が注目され、豊平川上流の加工しやすい札幌軟石の切り出しが始まりました。

持ち帰りOKの端材で軟石の柔らかさを体感!
軽い力でぽっきりと折れました

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我が家でアロマストーンとして利用してます
質感も味があります~

石山緑地から徒歩で行ける距離にある石山郵便局
昭和15年に建設され、昭和48年まで現役で使われていました。

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外観はもちろんですが、内部も素敵でした
軟石の小物などが販売されていたりと大切に保存、活用されています。

向かい側にある石切山駅は、札幌と定山渓を結んだ旧定山渓鉄道の中で唯一現存している駅。
移設されたサイレン塔と共に地域の方に大切に残されています。

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周りに溶け込んでいますが注意してみると軟石があちらこちらに・・・
それぞれ表情が違います。

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軟石はつるはしで溝を掘る堀切という作業から始まり、ゴツゴツした表面は野取りと作業で整えます。この野取りが職人の腕の見せ所!
小原さん曰く「ふっくらつんつん仕上げ」が美しい・・・
(このフレーズ、忘れられません

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今現在でも札幌軟石は切り出され、新たに様々な箇所に使われています。
おしゃれな店舗やホテルのロビー等、通っていたのに気づいていなかった!
札幌を歩くとこれも軟石?と立ち止まる事が増えました

軟石愛にあふれるお話にわくわくがとまらない楽しいツアーでした
チャレンジャー

午後からの豊平館のお話も楽しかった~またの機会に・・・
(中島公園にウォータースライダー!?があったんですね!)



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