ぷらぷら歩き 野崎嘉男さん スケッチ画を巡る
開催中のぷらぷら歩き、9/9は春に開催し好評いただきました野崎嘉男さんの淡色スケッチ画の展示、今回は実際にスケッチ画の場所へ行ってみました!!
三十六景すべて巡ってみたかったのですが時間と体力の関係もあり・・・・
今回は15ヵ所回りました。
まずはおなじみ石蔵。
北海道遺産にも選定された札幌軟石。
4万年前に支笏湖火山の大規模な噴火による火砕流が冷えて固まった溶結凝灰岩です。石の表面の加工は職人さんにより変わります。
こうしてじっくり軟石を見ることもなかったかも・・・。
元町人道跨線橋から元町陸橋までの道のりは幌内線跡を見ながら歩きました。
跨線橋ができるまで、明治24年から昭和39年の74年間は踏切がありましたが、開かずの踏切と言われていました。
明治12年に開坑した幌内炭鉱の石炭を小樽港へ積み出すために敷かれた幌内鉄道。明治15年に全線開通し昭和62年まで活躍していました。
跨線橋や陸橋の上からは線路がよく見えます
参加者の方が気が付いたのですが、フェンスの柱が古レール!!
新たな発見も楽しい~!!
二条通りを歩き、3条西3丁目のスケッチ画の向かい側は元中央市場跡。
昭和40年に建て替え予定を目前にして火災が発生。
ここも大きく景色が変わった場所です。
レンガ通りから4条へ抜けます。
今でも残る路地の飲食店。
密集具合は後ろから見ると・・・・
ぎゅうぎゅう!周りの建物が無くなってしまい見える光景ですね
四条通りを駅前通りまで進み、はぎぞの橋を目指します。
途中にある明治43年建設のカトリック教会前の街路樹、よく見ると周りの木とは全く違います。大正13年に当時の神父がドイツから種を取り寄せ植えたセイヨウトチノキ。
看板には国内でも岩見沢だけとの表示があります。実が栗によく似ていてフランス語のマロンからマロニエとも呼ばれています。実は食べれません!!
空知総合振興局と一緒にスケッチされている白い花が可憐なこぶしは岩見沢の木として昭和43年に認定されました。
岩見沢でこぶしと言えば・・・深く青い色合いのこぶし焼きを思い浮かべる方も多いですね!創業者の山岡三秋さんが上志文で開窯した際、こぶしの木が多くあったことから名づけられました。創業時は石炭窯もあったそうです。5条東13条の陶芸館にはこぶし焼きの歴史、貴重な作品も展示されています。炭鉱で賑わっていた赤平での展示即売会の作品もありました!!
駅前へ戻る道中はスケッチ画を離れ・・・
市立病院の裏手、岩見沢の女学校の石碑。明治40年設立の町立岩見沢女子職業学校は教育法の改正などがあり、何度か名前が変わっています。市民会館前には西校となった北海道庁立岩見沢高等女学校の石碑もありますね。女学校、女子高等学校・・・調べていて混乱しました
北海土地改良区では北海幹線用水路に関するお話を。
米作りには向かないと言われていた明治時代の北海道。
大正13年から4年で完成された赤平~南幌まで続く農業用としては日本一の80㎞!の北海幹線。指揮をとった農業土木の第一人者、友成仲氏のお話も調べると楽しかったです!
北海道産のおいしいお米はたくさんの努力があってこそと、改めて知りました。友成仲氏の胸像が建物の中にあるようです・・・いつか見たい~
再整備後の岩見沢通り、駅前の風景を眺めセンターへ到着!
野崎さんのスケッチ画は令和の岩見沢の風景ですが、その場へ行ってみたり調べたりすることで今の岩見沢、昔の岩見沢を知ることができました。
参加の皆様、ありがとうございました
今後のぷらぷら歩きもどうぞお楽しみに詳細はこちらから♪
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