「全国町並みゼミ小樽大会」第4分科会に参加しました! 

10月13、14、15日、小樽を会場にした「全国町並みゼミ小樽大会」が開催されました。

「小樽運河100年の歴史から考える」~今、ふるさとの魅力を未来へ~

今大会実行委員長の言葉には「小樽のみならず全国の歴史的町並みを有する町は、どのようにして、その町並みを保存・活用していくべきか。今こそ、次の50年に向けてどのような方策で文化遺産に磨きをかけて継承していくか。地域の将来を熱く議論する場としていきたい」とありました。

小樽や全国での歴史的建造物の保存活用にふれる事のできる今大会。とても楽しみにしていました!

初日は、台湾の町並み保存とまちづくり…や、小樽運河論争について…など、記念講演や報告会などが行われました。

私、北口は2日目から、第4分科会「持続可能な地域遺産まちづくり」に参加させていただきました。
朝10時に住吉神社集合の、約2時間のまち歩きにも参加させていただきました。NPO主催のまち歩きは係員側でいつもバタバタしていますが、参加者でのんびり見学するのもいいものです!見学した一部を紹介します!


まずは「住吉神社」から。
初詣に来た事がありますが、今回はゆっくり見学しながらお参りできました。
明治14年、現在地に移転された小樽の「総鎮守」

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振り返って見ると、真っすぐ先に海が見える…なんときれいな参道でしょう~
鳥居の石材は尾道産で、北前船で運ばれたそう。


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花手水もきれいです
社務所と社殿を結ぶ地下通路があるそうで…?!見てみたいですね。



すぐ近くにある不思議な建物、「旧石橋商店、別邸」
醤油会社の別邸の離れとして建てられた洋館との事。

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正面から見ると、わからないのですが、
横から見ると…


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え??薄い…!!
奥行きが1.8Mだそうです。別邸は解体されましたがこの離れの洋館は残されて書庫や倉庫として使われているそう。狭い不思議空間ですね。



「住ノ江火の見櫓」が、見えてきました〜!
昭和2年に建てられたものです。
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地域の安全と安心を見守り続け、ランドマークになっているそう。
保存活動をされている「火の見櫓をまもる会」の皆さんにより、市内の企業から資金協力を受けたり、トートバックやTシャツなど販売したりして改修費用を確保し、建物の補強や色を塗り直したそう。

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櫓のあたまの部分はスナフキンの帽子のよう。と言われているとか…
私もトートバック購入しました!デザインがカッコいい!

ちなみにここの隣で消防団倉庫として使用されている建物の中をチラッと覗くと…石炭ストーブが!しかも現役で使っているものとの事。「石炭珍しいでしょう?あげようか?」と言われたのですが、え~っと…、あ、、大丈夫です…!と遠慮しておきました


こちらは「旧塩田別邸」
小樽~樺太間に豪華客船「永宝丸」を就航させた塩田安蔵の別邸として、大正元年頃に建てられたお屋敷です。洋風を取り入れた和風建築で、内部には屋久杉が使われていたり、石蔵や立派な庭園などもあってとにかく素晴らしいそうなのです

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建物は平成3年に「夢二亭」という料亭になり、市民に親しまれていたそうですが、現在は閉店だそう。ぜひまた何かに活用されると良いのですが…!


「みなともち」が気になりながら…
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そいうえば、住吉神社へ向かう途中にも餅やさんの建物がありました。
営業はしていないようでしたが…。
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その近くにあったカフェも気になりました。
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ちょっと歩くと、珍しいデザインや歴史的な建物がたくさん見つかります。
さすが小樽…!!


さて、コースに戻ります

「花園会館」こちらは町内会で運営している会館との事。
珍しいですね!!
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正面のデザイン、ステキです!
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ここでは中にも入らせていただき、町内会の方からの説明もありました。2階には大広間があり、宴会もできそうなステージもあります。



「小樽公園通教会」
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こちらでも中の見学をさせていただきました。外観だけではなく、中も重厚で厳かな感じ…。なんと、特別に??讃美歌のピアノ演奏もありました



こちらが第4分科会の会場となる「花園遊人庵」(旧小樽無尽株式会社本店)昭和10年建築、鉄筋コンクリート3階建て。
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こちらは分科会と懇親会終了後の夜の画像。

平成13年、解体予定の建物を市民有志が買取り、翌年「おたる無尽ビル」となり、現在は「小樽ダイニング花園遊人庵」が営業されています。
市民の力で保存活用が成功した歴史的建造物との事…!
すごいですね…!!

そんな歴史的建物の中での分科会でした。なんと光栄な…
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第4分科会は「各地の様々な地域遺産の掘り起こし、保存・活用の事例から現状と課題を検討し、身近な地域遺産を市民自らが自律的に守り、育て、マネジメントしていく仕組み、持続的可能な地域遺産まちづくりのあり方を考える」というところに論点があります。


コーディネーター 池ノ上真一氏(北海商科大学商学部観光産業学科 教授)
アドバイザー 惣司めぐみ氏(NPO法人京町家再生研究会)
パネリスト 塩見寛氏(静岡県ヘリテージセンター センター長)
パネリスト 山田かおり氏(常紋DOHNANプロジェクト代表)
パネリスト 高野宏康氏(小樽商科大学 客員研究員)
そして、私北口もパネリストとして参加させていただきました。

私は「炭鉱遺産」と「炭鉄港」でまちづくりをテーマとして事例発表。
石炭産業で発展した空知地域のまちが炭鉱の閉山によって、炭鉱跡地がどう変わったか…まちがどう変わったか…、例をあげて紹介しました。
そこから、市民活動が発生した経緯やNPOが設立されてどんな取り組みをしたのか。炭鉱遺産の活用例、炭鉄港が日本遺産になって周辺住民の意識の変化など、紹介しました。
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「地域固有の資源と誇りが新たな価値と活力を生む」前理事長がよく言っていた言葉です…!!

トークディスカッションの中では、行政との関わりを持つ事で、良くない面、良い面、は?という話がありました。
良い面が断然多いのですが…議論の場なので、変わってしまったなと思った点も述べさせていただきました。炭鉱遺産の見学などで、今まで入れた場所に行けなくなったり、出来た事がやれなくなったり、安全面で規制がかかってしまう事がある。様々な場所やひとへ影響を及ぼす事で方向性がブレる事がある、というような意見を出しました。

それに対し良い面については、行政が関わっている事で、参加する人に安心感信頼性を与える事ができる。関係団体も増えていき、NPOだけでは到底できないような事業を行えたり、日本遺産になると、切手シート販売やコンビニで商品発売など、なかなか出来ないような事が周りで起きる。というような意見を述べさせていただきました。

上手く伝える事ができたかどうか…と不安でしたが…
翌日の全体会での分科会報告では、当日分科会に参加した大学生の皆さんが夜遅くまでかかってまとめあげてくださり、第4分科会での私の発言部分も的確にまとめて紹介してくださいました。
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ありがとうございました


今回の大会で感じた事は、自分事として地域の事を考えていて、言葉だけではなく、実際に行動に移している人々がこんなに多いんだ…と実感しました。
特に小樽には、市民グループや歴史的建造物などの保存活用をされている団体が多く、年齢に関係なく、楽しそうに活動し、輝いている…と感じました

何か打ち込む事があって、共通の思いを持った人たちがいて、楽しく日々を過ごす…。そうであったらいいなと思いました

お世話になった皆さま、本当にありがとうございました!

そして、この大会に参加された台湾の団体の皆さま「炭鉄港の空知を見学する」という事で、翌16日はそのツアーバスに同乗してきました!そちらの紹介はまた後日…!!


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